51歳にもなって恥ずかしい話をひとつ

公開日:2026/5/11

51歳にもなって恥ずかしい話をひとつ

恥ずかしい話なんですが、、、

私、51歳になるまで、 自分の感情を、 まともにコントロールできませんでした。

んと、、、、

正確に言いますね。

今現在も、あんまり上手にはできていません。

でも、その「できない」の正体が、やっと最近、見えてきたと思います。

なので、ちょっと恥ずかしい記録だけど、ここに残しておこうと思います。

仕事の帰りに突然キレた日

去年の秋だったでしょうか。

勤める会社の取引先に提出した企画書に、3行の修正依頼が来たんです。

それ自体は、毎日ある仕事です。

普通なら、「了解です、明日直します」で終わる。

でも、その日の私は、 別の案件でお昼休憩もまともに取れない状態。

別の仕事を片付けながら、 「またか?!細かいことばかり言って」 と、心の中で何度も文句を言っていました。

で、

ちょっとトイレに行こうと席を立った瞬間。

突然、足の踏み場がわからなくなったんです。

呼吸が浅くなって、 握りしめたはずのスマホが、 手からスルリと床に落ちました。

頭の中は、目の前の仕事と、まだ手をつけてない仕事、終わったはずの仕事の修正依頼で、カッカ、カッカとしてました。

でもなんか、自分がどういう状態なのかが定かじゃない。

ん?足は床についてるのか?それとも、頭が床についてるのか?

行ったことはなけど、宇宙空間で感じる無重力って、こんな感じかな、、、みたいな。

これが、感情の爆発の、 わりとマイルドなバージョンだと、 あの時初めて自覚しました。

体力が落ちて、許容できる幅が、 めちゃくちゃ狭くなっている。

これが、50代の感情の正体でした。

感情をガマンしようとしていた30年

私の世代って、 とにかく我慢が美徳だったんですよ。

上司に怒られても、 反論なんて絶対しない。

家族に理不尽なことを言われても、 「まあ、そういうこともあるか」で済ます。

商談で理不尽な条件を押し付けられても、 「なんとか、検討してみます」で持ち帰る。

そうやって、 自分の感情を、 体に溜め込んできたんです。

若い頃は、それでも持った。

体力があったから、 怒りを運動で発散したり、 寝たらリセットされたりした。

でも、50代。

体力がガクンと落ちたせいで、 ガマンする容量そのものが、 半分以下になっている。

これに気づかずに、 若い頃と同じガマンのやり方を続けていると、 必ずどこかで、 去年の秋の私みたいなことになる。

抑えるのではなく気づくを練習する

で、私が最近やっているのは、 感情を抑える訓練ではなく、 感情を見つける訓練です。

具体的には、こんなことをしています。

  • 通勤中の車の中で「今、何を感じてる?」と自分に聞く
  • 怒りを感じたら、その怒りの元を見つける(「これは悔しさだな」とか)
  • 名前をつけただけで、半分くらいは消える

この「名前をつける」っていうのは、 心理セラピーなんかでも使われる方法で、 本当に驚くほど効きます。

で、

訓練って言ってるのは、感情を見つける、気づく、っていうのが、そもそも難しいから。

あのですね、、、

自分がイライラしてるって、そんなこと、簡単に気づくはず!って思いますよね?

これがそうでもない。

普段、人って、イライラしてる自分に気づくんじゃなくて、

気づいたらイライラしてた、

って感じなんです。

それでも、気づければいいんですけど。

割と、自分の感情の始まりに気づくのは難しい。

でも、感情(特にイライラ)の始まりに気づくこと、

そのイライラの元を見つけること、

これさこれさえできれば、割とイライラはおさまったりします。

怒りのまま行動すると、 必ず誰かを傷つける。

でも、「悔しさ」という名前がついた時点で、 「あ、これ、ちょっと違うな」と、 冷静な自分がもう一人、出てくるんです。

51歳の今だから見えること

正直、これに気づいたのは、 51歳になった今です。

20代、30代の頃は、 わからなかった。

「もっとガマンできる私がダメなんだ」 と思っていた。

でも、ガマンできないのは、私がダメだからじゃなくて、若い頃と同じ仕組みを、老いた体で動かそうとしていたから。

これって、故障みたいなものです。

壊れるような使い方をしていて、故障しているなら、使い方を変えればいい。

若い頃みたいに、力ずくで抑えるんじゃなくて、「今、何を感じてる?」と、ほんの1秒だけ自分に聞いてみる。

そこから始めると、意外と、穏やかな自分でいられる時間が増えていきます。

恥ずかしいけれどここに書いておく

51歳にもなって、こんな話を「恥ずかしい」と感じる人もいるかもしれません。

でも、昼寝やもり、こと私が思うのは、こういう話こそ、誰かの夜を救うんじゃないかということです。

感情に振り回されて、夜眠れない50代の人いるでしょ?
(過去の私とか笑)

で、

同じ50代の私が、「こんな方法で静かに暮らしている」と知るだけで、 少し気が楽になるんじゃないか。

「あー、自分も試してみようかな」なんて。

だから、恥ずかしいけれど、ここに書いておきます。

あなたも、もし同じ夜があるなら、ガマンするのをやめてみましょう。

その代わり、

自分の感情の元を、ほんの1秒だけ考えてみてください。

ひょっとすると、それが今日いちばん、 自分自身にしてあげられる小さな親切になるはずです。