恥ずかしい話なんですが、、、
私、51歳になるまで、 自分の感情を、 まともにコントロールできませんでした。
んと、、、、
正確に言いますね。
今現在も、あんまり上手にはできていません。
でも、その「できない」の正体が、やっと最近、見えてきたと思います。
なので、ちょっと恥ずかしい記録だけど、ここに残しておこうと思います。
仕事の帰りに突然キレた日
去年の秋だったでしょうか。
勤める会社の取引先に提出した企画書に、3行の修正依頼が来たんです。
それ自体は、毎日ある仕事です。
普通なら、「了解です、明日直します」で終わる。
でも、その日の私は、 別の案件でお昼休憩もまともに取れない状態。
別の仕事を片付けながら、 「またか?!細かいことばかり言って」 と、心の中で何度も文句を言っていました。
で、
ちょっとトイレに行こうと席を立った瞬間。
突然、足の踏み場がわからなくなったんです。
呼吸が浅くなって、 握りしめたはずのスマホが、 手からスルリと床に落ちました。
頭の中は、目の前の仕事と、まだ手をつけてない仕事、終わったはずの仕事の修正依頼で、カッカ、カッカとしてました。
でもなんか、自分がどういう状態なのかが定かじゃない。
ん?足は床についてるのか?それとも、頭が床についてるのか?
行ったことはなけど、宇宙空間で感じる無重力って、こんな感じかな、、、みたいな。
これが、感情の爆発の、 わりとマイルドなバージョンだと、 あの時初めて自覚しました。
体力が落ちて、許容できる幅が、 めちゃくちゃ狭くなっている。
これが、50代の感情の正体でした。
感情をガマンしようとしていた30年
私の世代って、 とにかく我慢が美徳だったんですよ。
上司に怒られても、 反論なんて絶対しない。
家族に理不尽なことを言われても、 「まあ、そういうこともあるか」で済ます。
商談で理不尽な条件を押し付けられても、 「なんとか、検討してみます」で持ち帰る。
そうやって、 自分の感情を、 体に溜め込んできたんです。
若い頃は、それでも持った。
体力があったから、 怒りを運動で発散したり、 寝たらリセットされたりした。
でも、50代。
体力がガクンと落ちたせいで、 ガマンする容量そのものが、 半分以下になっている。
これに気づかずに、 若い頃と同じガマンのやり方を続けていると、 必ずどこかで、 去年の秋の私みたいなことになる。
抑えるのではなく気づくを練習する
で、私が最近やっているのは、 感情を抑える訓練ではなく、 感情を見つける訓練です。
具体的には、こんなことをしています。
- 通勤中の車の中で「今、何を感じてる?」と自分に聞く
- 怒りを感じたら、その怒りの元を見つける(「これは悔しさだな」とか)
- 名前をつけただけで、半分くらいは消える
この「名前をつける」っていうのは、 心理セラピーなんかでも使われる方法で、 本当に驚くほど効きます。
で、
訓練って言ってるのは、感情を見つける、気づく、っていうのが、そもそも難しいから。
あのですね、、、
自分がイライラしてるって、そんなこと、簡単に気づくはず!って思いますよね?
これがそうでもない。
普段、人って、イライラしてる自分に気づくんじゃなくて、
気づいたらイライラしてた、
って感じなんです。
それでも、気づければいいんですけど。
割と、自分の感情の始まりに気づくのは難しい。
でも、感情(特にイライラ)の始まりに気づくこと、
そのイライラの元を見つけること、
これさこれさえできれば、割とイライラはおさまったりします。
怒りのまま行動すると、 必ず誰かを傷つける。
でも、「悔しさ」という名前がついた時点で、 「あ、これ、ちょっと違うな」と、 冷静な自分がもう一人、出てくるんです。
51歳の今だから見えること
正直、これに気づいたのは、 51歳になった今です。
20代、30代の頃は、 わからなかった。
「もっとガマンできる私がダメなんだ」 と思っていた。
でも、ガマンできないのは、私がダメだからじゃなくて、若い頃と同じ仕組みを、老いた体で動かそうとしていたから。
これって、故障みたいなものです。
壊れるような使い方をしていて、故障しているなら、使い方を変えればいい。
若い頃みたいに、力ずくで抑えるんじゃなくて、「今、何を感じてる?」と、ほんの1秒だけ自分に聞いてみる。
そこから始めると、意外と、穏やかな自分でいられる時間が増えていきます。
恥ずかしいけれどここに書いておく
51歳にもなって、こんな話を「恥ずかしい」と感じる人もいるかもしれません。
でも、昼寝やもり、こと私が思うのは、こういう話こそ、誰かの夜を救うんじゃないかということです。
感情に振り回されて、夜眠れない50代の人いるでしょ?
(過去の私とか笑)
で、
同じ50代の私が、「こんな方法で静かに暮らしている」と知るだけで、 少し気が楽になるんじゃないか。
「あー、自分も試してみようかな」なんて。
だから、恥ずかしいけれど、ここに書いておきます。
あなたも、もし同じ夜があるなら、ガマンするのをやめてみましょう。
その代わり、
自分の感情の元を、ほんの1秒だけ考えてみてください。
ひょっとすると、それが今日いちばん、 自分自身にしてあげられる小さな親切になるはずです。